軽自動車の車検の時にその費用を節約しようと持ち込んで行うことができます。
この軽自動車を自分で持ち込んで検査を依頼することをユーザー車検と言います。
つまり「持ち込み車検=ユーザー車検」ということです。
ユーザー車検は法的な法要のみでできるので非常の安く行えます。
この記事では持ち込み車検(ユーザー車検)にかかる費用はどれくらいなのか?
また、ユーザー車検についての準備や流れについて解説します。
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軽自動車の持ち込み車検(ユーザー車検)にかかる費用は約3.5万円
まずは軽自動車の持ち込み車検にかかる費用がどれくらいなのか解説します。


軽自動車の車検にかかる費用の相場は62,000円〜80,000円程度です。
軽自動車のユーザー車検費用目安は35,270円です。
《軽自動車のユーザー車検費用目安》
自賠責保険:25,070円
重量税:8,800円
印紙代:1,400円
ディーラーで行うと法定費用に加えて基本料金や代行手数料が加わって62,000円〜80,000円程度になりますので、かなり安くなりますね。


それではこのユーザー車検に対して詳しく説明しますので、やるかやらないかはご自分で決断してください。
軽自動車のユーザー車検とは
それでは軽自動車のユーザー車検について詳しく解説します。
ユーザー車検とは、普段は自動車整備工場やディーラーで頼んでいる車検を自身で行うものです。
軽自動車検査協会にも打ち込んで車検を受けます。
転園や整備の依頼を省略しているので費用の節約になり、適正な手続きを行えば車検にも通ります。
軽自動車のユーザー車検は軽自動車協会で受けられる
自分で車検を受けるには、お住いの地域の軽自動車車検協会で行えます。
お住いの地域の軽自動車協会は以下のサイトで探すことができます。
軽自動車ユーザー車検に必要な書類
軽自動車のユーザー車検を受けるのに必要な書類は以下の通りです。
・自動車検査証(車検証)
・軽自動車税納税証明書(継続検査用)
・自動車損害賠償責任保険証
・印鑑
・軽自動車検査表
・自動車重量税納付書
・継続検査申請書
・点検整備記録票
軽自動車税納税証明書は基本的には用意した方が良いですが、以下の条件に当てはなる方は不要になります。
・自動車税を滞納していない
・自動車税の納付してから3週間以上経過している
自賠責保険証明書については車検を受ける前に継続手続きを行います。
これは車検当日に運輸支局近辺に代書業者がいますのでその時でも手続き可能です。
ユーザー車検の流れ
ユーザー車検の流れについて解説します。
実際に検査場内に入れば指示にしたがって車を動かすだけですが、あらかじめ自分で知っておいた方がスムーズに行えますね。
予約する
まずはお住いの地域の軽自動車検査協会に車検の予約をします。
これをしないと始まらないですね。
予約の方法は二つで、インターネットで行うか電話をするかです。
インターネットの予約はアカウント登録が必要になります。
こちらからお近くの軽自動車協会を探しましょう。
検査開始
予約当日になったら車検を受ける車に乗って検査会場へ向かいます。
検査当日の流れはこちらです。
・外観検査
・入場
・電気関係の検査
・排出ガス検査
・サイドスリップ検査
・スピードメーター、ヘッドライト、ブレーキの検査
・下回り検査
・退場
個々の検査項目は会場で担当者から指示があります。
電気関係検査はウインカーやホーンなどの検査です。
係員の合図に合わせてウインカーやホーンを鳴らし、バックする時のランプも確認します。
ボンネットを開けて懐中電灯で色々なところを確認します。
排出ガス検査は検査マシンと繋がった長細い棒をマフラーに突っ込んで排気ガスが正常かどうかを測定します。
この時にエンジンを空吹かしすることを求められることがあります。
サイドスリップ検査は横滑り量を測定する検査です。
係員の指示にしたがって白線ギリギリをゆっくり進んでいきます。
この時に車の重量やホイールベースなども測定しています。
スピードメーター、ヘッドライト、ブレーキの検査ではローラーのついた台に車を進めて40キロまでアクセルを踏みます。
40キロになった瞬間にライトをパッシングして検査マシンが合否を表示してくれます。
その他には何もしていない状態からブレーキを踏んでブレーキ検査をし、ライトをつけてビームの角度を検査をします。
下回り検査は上方向に車をリフトアップさせて検査員が車の底面を検査してくれます。
この時にタイヤの溝などもチェックされます。
また、ハンドルを左右にきる指示で動かしての検査も行います。
合格ステッカー配布
以上の検査で法律で定められた状態を保っていたら合格で車検が通ることになります。
新しい自動車検査証が発行されると同時に「検査商標」が交付されます。
これが合格ステッカーです。
ステッカーはなくすと再発行の手続きをしないといけないため、すぐにフロントガラスの規定の場所に貼りましょう。
車検を出すならどこがおすすめ?
軽自動車の車検を出す上で店としてまず区分すると以下のようになります。
買取店の種類は4つ
・車検専門チェーン店
・カー用品店
・個人経営のクルマ屋
・ディーラー
上記があります。
車検専門チェーン店を例に出すと「コバック」「ホリデー車検」「アップル車検」「EPARK」などが有名店としてあります。
カー用品店だと「オートバックス」「イエローハット」「ジェームス」「オートアールズ」などが有名どころです。
上記のように車検を出す場所を大別すると4つに分けられますが、この中で車検を出す上でおすすめなのは間違いなく「車検専門チェーン店」と「カー用品店」になります。
これは何故か?
実際に1台のクルマを試しに4つにそれぞれ出したことがあります。
その際に金額としておおよそ下記のようになりました。
・車検専門チェーン店 ⇒ 5万5000円
・カー用品店 ⇒ 5万8000円~6万7000円
・個人経営のクルマ屋 ⇒ 12万8000円
・ディーラー ⇒ 11万円
大袈裟に思うかもしれませんが、実際に私が以前車検の見積りを依頼したときにこのような金額の値差が実際にありました。
ビックリするくらい違います。
個人経営のクルマ屋はちなみに「評判がかなり高い場所」でやってこの結果です。




それぞれ資材や人、機械コストも会社によって違うため、否定はできませんがお金を出す立場からすると正直キツイものがあると思います。
私はこの中で「カー用品店のオートバックス」で依頼しましたが、全く故障や劣化などの問題もなく8年以上乗り続けられました。
エンジンオイルでも店によって、同じオイルでも値段が3500円だったり、6000円、7000円だったりして違うのは工賃になるので仕方ないですが、それだけ儲け額が違うので覚えておいてください。
ユーザー車検の注意点
ユーザー車検はとにかく安いですが注意しなくてはいけないことがあります。
・車検を通すためだけなので安全性がない
・土日が行なっていない
・検査に落ちることもある
それでは詳しく見ていきましょう。
車検を通すためだけなので安全性がない
安いからと言う理由だけでユーザー車検を行うのは危険です。
車は最低限の合格ラインにあれば車検は通ります。
例えばブレーキパッドは車検ではブレーキが効けば大丈夫です。
車検が終わった後に「ブレーキがうるさいな・・・」と思った後に油断しているといきなりブレーキが効かずに事故を起こしたと言うこともありえます。
普段からメンテナンスをしっかりしていれば問題ないことなのですが、いつ車が不調がきてもおかしくありません。
つまり、ユーザー車検を行うのであれば普段からメンテナンスをしっかりとしておいた方が良いということですね。
土日が行なっていない
ユーザー車検を仕事が休みの土日に行おうと思いますよね。
しかし残念ながら土日はユーザー車検が行えません。
検査窓口の受付時間は平日の8:45〜11:45・13:00〜15:45です。
土日祝日には行なっていないので平日に働いている人は有給休暇が必要になるかもしれません。
検査に落ちることもある
最も注意しなければならないことは、基準を満たしていない場合は検査に合格できず車検の更新ができない場合があることです。
落ちた理由は説明がありますので、その点がを改善すれば再検査することが可能です。


検査場の付近に予備検査場(テスター屋)がありますので受けておくと良いでしょう。
※地域によってはない場合がある。
予備検査は3,000円〜50,000円程度かかりますが、不適合所があればその場で手直ししてくれます。
まとめ
軽自動車の落ち込み車検(ユーザー車検)は費用を安く済ませることができます。
軽自動車協会の検査場に自分で持ち込んで検査をする車検です。
軽自動車の車検にかかる費用の相場は62,000円〜80,000円程度ですが、ユーザー車検費用目安は35,270円です。
ユーザー車検は平日のみ行え、自分で予約します。
あとは係りの人の指示にしたがって行い、合格ならステッカーをもらいます。
ユーザー車検は確かに安く車検ができますが安全性がないので、安全面を考えるのであればあまりおすすめはしません。
検査に落ちることもありますので注意してください。