中古車情報サイトなどを見ていると、「新古車」という単語を文字を見かけたことがあると思います。
今回は軽自動車の新古車のメリットとデメリットについての内容になります。
そもそも新古車とはどのようなものなのでしょうか?


- 新古車は中古車扱いのために新車よりも安い価格で購入できる。
- 誰も乗っていないので中古車が苦手でも安心。
このようなメリットがあります。
新古車にはどのようなメリットがあるのか、デメリットはどのようなものがあるのかも気になると思います。
この記事では更に軽自動車に絞って新古車の基準やメリット・デメリットについて解説します。
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軽自動車の新古車5個のメリット
軽自動車を新古車で購入する主なメリットを5つ紹介します。
- 新車より安い価格設定
- 新車同様に綺麗
- すでにオプションや装備がついている
- 短い納車期間
- 購入時の各種自動車税が不要
それでは一つずつ詳しく解説します。
新車より安い価格設定
新古車を購入する一番大きなメリットは新車よりも安い価格で購入できることです。
車両価格は一般的に新車の10%〜20%安くなると言われています。
しかも新車とほぼ変わらない状態なので大変お得というわけですね。

買おうと思った車種の型落ちがあれば、更に安くなっているケースもあるからお得じゃね。
新車同様に綺麗
新古車になる車は登録後に使用されるのではありません。
人が乗るのは工場内の移動とディーラーが中古車販売店などの移動のみです。
そのため、走行距離は数10km以内と少なく、場合のよっては新車時に付けられているシートのビニールがついている場合があります。
名義変更しているため中古車の定義にはなっていますが、外装・内装共に綺麗な状態です。

すでにオプションや装備がついている
新古車は新車登録の時点ですぐに売れるようにある程度の装備が付けられています。
車のオプションは2種類あります。
メーカーオプション:メーカーで注文できる装備やオプション
ディーラーオプション:ディーラーで注文できるオプション
新古車ではメーカーオプションまで決定しています。
メーカーオプションは近年では以下のようなものがついています。
・セーフティパッケージ
・カーナビ(ない場合もある)
・LEDライト
・サイドエアバッグ
・ETC
・パワースライドドア
カーナビがついているかどうかは不明な点があります。

今ではスマホのナビの方が都度更新もされていて地方に行った際は迷わずに済むしな。

短い納車期間
新古車は納車期間が短いというメリットがあります。
新車を購入するときは人気の車種ほど納車まで長く待たないといけません。

しかし、未使用の新古車の場合は現物の販売のなるため2週間程度で納車することができます。
中古車と比べても整備や修理などの必要がほとんどないので短い期間で納車することができます。
購入時の各種自動車税が不要
新古車の場合は自賠責保険に加えて自動車重量税・自動車税などの各種自動車税が購入時に支払わなくて済みます。
これはディーラーがすでに支払っているからです。
自動車所得税は支払うことになりますが、この免税だけでも5万円ほどお得になります。
軽自動車の新古車4個のデメリット
軽自動車を新古車で購入するると安く購入できることや納車が早いというメリットがありました。
しかしながら、当然メリットのみというわけではありません。
新古車で購入するデメリットをあらかじめ知っておくことで後悔することはないでしょう。
新古車の主なデメリット4つはこちらです。
- 台数が限られるためすぐに売り切れる
- 選べるのは在庫のみ
- メーカーオプションは付けられない
- 新車よりも車検が短い
それでは一つずつ解説します。
台数が限られるためすぐに売り切れる
安いことでメリットが大きい新古車なので、人気の車種はすぐに売り切れてしまします。
新古車はそこまで大量に台数があるわけではありません。
そのため、良い新古車を見つけた時が買い時になります。
選べるのは在庫のみ
新古車はすでにあるものを購入することになります。
そのため、色やグレードなど自分の好みの軽自動車が販売されているとは限りません。
軽自動車は中古車市場でも人気が高くて人気の車種やグレードのものほどすぐに売り切れます。
つまり欲しい軽自動車があっても新古車として在庫がなければ購入することができません。
メーカーオプションは付けられない
新車購入時に選択する純正オプションは新車を購入する際には好みのものを付けたいと思いますね。
オプションはメーカーオプションとディーラーオプションの2種類があります。
メーカーオプションは工場出荷前につけるオプションで、ディーラーオプションはディーラーに入荷してから取り付けるオプションです。
新古車は工場から出荷されたものが販売されています。
そのため、必然的にメーカーオプションは自分の好みでつけることができません。
あらかじめメーカーオプションがついている新古車が多いですが、好みのオプションがある新古車を自分で見つけないといけません。
新車よりも車検が短い
デメリットとしては車検が新車よりも短いこおがあります。
車検は新車を購入してから3年ですが、新古車は登録から数ヶ月経っています。
その期間の車検が短くなっているということになります。
新古車の基準と流通する仕組み
新古車の定義や新車との違いは多くの人が間違えやすいものです。
新古車がそもそもどのようなものかわからない人のために、新古車の基準と流通の仕組みについて解説します。
新古車とは新車が何らかの理由で使用されずに手放された車
新車と未登録車、新古車の違いについて解説します。
その違いは以下の通りです。
《新車とは》
販売店で購入を決定した後にメーカーに発注される最も新し車。
ナンバー登録はされていなくて未使用です。
発注後に整備やオプション設定するので納車まで時間がかかります。
《未登録車とは》
メーカーからディーラーへの納車や整備、オプション設定が完了しているがナンバー登録だけがされていない車
メーカーオプションは付けられない。
《新古車とは》
新車を購入してナンバー登録が完了しているが何らかの理由で使用されないで手放された車。
自動車販売店での試乗車やショールームの展示などで利用された車もこれに含まれる。
分類は中古車に入る。
つまり、新古車とはナンバー登録されているけど使用されていない車ということです。
法的には「登録(届出)済未使用車」と呼称される
新古車とは法律では呼称できない表現です。
大手販売店が加入している「自動車公正取引協議会」では新古車のことを「登録(届出)済未使用車」と表現されています。


新古車が流通する仕組み
新古車が流通する仕組みについて簡単に解説します、
まずは、ディーラーにメーカーから販売目標台数が課せられます。
販売台数分に応じてメーカーから報奨金がもらえるという仕組みで、ディーラーも目標を達成しようと営業努力をします。
しかしながら、それでも販売台数が足りずに後数台というところで目標達成する場合にはディーラーが自社で新車登録をして販売実績にカウントします。
その結果、乗り手が誰もいないで新古車が市場に出ます。
まとめ
新古車のメリットとデメリットを比較しました。
新古車の多くはディーラーが自社で新車登録をして販売実績にカウントしたものを買取業者に引き渡しているものが多いです。
そのため、まだ新車のような形で乗ることができます。
《新古車のメリット》
・新車より安い価格設定
・新車同様に綺麗
・すでにオプションや装備がついている
・短い納車期間
・購入時の各種自動車税が不要
新古車のメリットは一番に価格が安いことですね。
しかも新車同様に綺麗で納車期間も短いです。
《新古車のデメリット》
・台数が限られるためすぐに売り切れる
・選べるのは在庫のみ
・メーカーオプションは付けられない
・新車よりも車検が短い
新古車のデメリットは人気な車種ほど売り切れやすいことがあります。
オプションは選ぶことができませんが、欲しいと思った新古車が見つかった時が買い時だと言えます。